エダマメ

 

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①作物特性

エダマメには熟期の違いから極早生種から晩生種まであります。通常7月初旬からの収穫を目指し、4~5月にかけてタネをまき始めます。極早生種(80日タイプ)、早生種(85日タイプ)、中早生種(90日タイプ)の順にタネをまき、5~6月に中生種(95日タイプ)を、そして6月中旬以降に最後の晩生種(100日タイプ)をまけば9月のお彼岸過ぎまで連続して収穫を楽しめます。また最近話題の茶マメや黒マメ品種などの味の違いも楽しみのひとつです。エダマメ栽培で注意しなくてはいけないのは、株を茂らせ過ぎて莢付きを悪くすることです。晩生種を早い時期にまいたり、土壌中の肥料分が多すぎると茎葉だけが成長して着莢不良となりますから注意が必要です。

②畑の準備

畑にはあらかじめ1㎡あたりたい肥2kgと苦土石灰100g、化成肥料を50g施します。幅1mのうねを立てます。肥料を多くやり過ぎると、茎葉ばかりが繁って莢の付きが悪くなりますので肥料のやり過ぎには注意しましょう。また水はけのよい土壌を好みます。水はけが良いと根も深く張りますからできるだけ深く耕しましょう。うねの高さは15cm位が最適ですが、排水の悪い畑ではもう少し高いうねを立てるとよいでしょう。

③タネまき:畑に直接タネをまく場合

深さ1 cm程度の穴を3~4ヶ所あけます。ヘソを下に向けてタネをまきます。タネを1粒ずつまいて土をかけて上から軽くおさえます。株間は極早生~早生種は20~30cm、中生種は25~30cm、中晩生~晩生種は30~40cmとします。発芽したら、早めに間引いて生育の良いものを1~2株残します。畑に直接タネをまく場合は、鳥の食害を防ぐためにテグスや防鳥テープなどを畑の周囲やタネをまいた近くに設置しましょう。防虫ネットを発芽まで鳥避けの目的で使うのも効果的です。

④タネまき:苗を育てて植えつける場合

直径9cm程度のポットに市販の育苗培土を8分目までつめます。深さ2cm位のまき穴を3~4ヶ所あけタネをまきます。タネは1粒ずつまいて土をかけて上から軽くおさえます。日当たりの良い場所におき、防虫ネットなどをかけて鳥避けにすると良いでしょう。発芽して初生葉※が開いたら間引きをし、ポットに元気の良い株1~2本を残します。間引きにはハサミを使い、根元を切りとり行います。約2~3週間育てた本葉3~4枚の頃に植えつけます。

※エダマメやインゲンでは双葉(子葉)が開いてその次に展開してくる葉のことを初生葉と呼び、それから本葉が出てきます。

セルトレーで苗を育てて植える場合、本葉1~2枚で植えつけます。植えつけた後は株元にしっかりと水をやりましょう。

⑤管理作業

一般的にエダマメは追肥の必要はありませんが、除草を兼ねて土寄せを行いましょう。土寄せは間引き後と草丈が30cmくらいになった頃の2回位行うと倒伏も防止できます。なお中生品種や晩生品種で茎葉の勢いが極端に悪い場合には追肥を行います。その場合は株元に1㎡あたり20gの化成肥料を施してから、土寄せをします。

また畑が肥沃で例年茎葉が茂り過ぎる場合や晩生品種では、本葉6枚の頃に5節目で摘芯します。倒伏を防ぐとともに分枝(わき芽)数が増えて収量が多くなるとともに、収穫時期も早まります。

⑥その他の管理

エダマメは開花期以降に気温が高い日が続き土壌が乾燥するような場合、分枝(わき芽)数が減少して花落ちして収量が少なくなります。開花以降のかん水は着莢数を増加させるので有効です。気温が高い日は朝夕の涼しい時間にかん水するとよいでしょう。
エダマメ栽培で大きな被害を出す害虫はカメムシです。農薬などを適切に使って防除しましょう。

⑦収穫

莢の中の実が膨らんでいることを確認して収穫しましょう。エダマメは株の下の方から熟していき、上の方の莢がまだ充分大きくなっていないこともあります。適当な莢を選んでとっていくと良いでしょう。

エダマメはうま味成分の消耗の早い作物です。収穫直後の鮮度の良いものは、家庭菜園ならではの贅沢な味わいです。