ゴボウ

 

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①作物特性

ゴボウは食物繊維が豊富で、特に水溶性食物繊維が多く含まれている健康野菜です。根部はもちろんのこと、葉ゴボウとしても食べることができます。一般的には春にタネまきし、秋から冬にかけて収穫します。ゴボウを家庭菜園で作る場合、1m位の長い根を収穫しようとするとかなり深くまで畑を耕す必要があります。そのため逆にうねを高く作ることも一つの方法です。また「大浦ごぼう」や「うまいごぼう」といった短根種や、若いうちに収穫する「サラダごぼう」もお勧めします。ゴボウは連作を嫌う作物で、連作するとセンチュウによる被害や根部に黒いシミ状の病気が発生しやすくなります。3年以上ゴボウを栽培していない場所で作るようにします。

②畑の準備

耕土が深く水はけの良い圃場を選びます。畑には1㎡当たり堆肥2kg、苦土石灰を100g、化成肥料150gを施してあらかじめ畑を深く耕しておきます。

③タネまき

ゴボウのタネは皮が硬く吸水しにくいため、不良な条件下では発芽が50%にも満たない場合もあります。順調に発芽させるために、タネをガーゼなどに包み、一晩流水に漬けて催芽処理をしておくと良いです。

タネは深さ1cmくらいのまき溝をつけ、そこに催芽処理したタネを1カ所に3~4粒まき、土をかけ、手のひらで軽く押さえます。株間は、滝の川ごぼうでは10cmくらいですが、大浦ごぼうを太くして収穫したい場合は15cmくらいに広くとります。

発芽するまでの1~2週間は土を乾かさないよう、適度な水分を保つように水をやります。また、乾燥や大雨で土が硬くなるのを防ぐため、防虫ネットなどで保護すると良いでしょう。

④間引き

本葉3枚の頃になったら、間引いて1本にします。その際、残した株が倒れないよう手で押さえながらゆっくり引き抜くか、根元からはさみで切ります。間引き菜はおひたしなどに利用しましょう。

⑤追肥

追肥は間引きと同時に行います。1㎡当たり化成肥料50gを追肥し、土と混ざるよう2cm位の深さまで軽く表面を耕します。

⑥収穫

タネをまいてから収穫までの日数は、若い状態で収穫する、「うまいごぼう」や「サラダごぼう」は90日くらいから収穫可能です。「滝野川ごぼう」などの長根種ではタネまきから約150~180日、「大浦ごぼう」では150日位です。

地中深く伸びているゴボウを、いきなり抜いて収穫するのは力も要りますし、たいていは途中で折れてしまいます。茎を10cm位残して刈り取り、根の周辺をあらかじめ掘り返してから抜くと良いでしょう。