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園芸講座

ハーブを育てる(Vol.1)

秋からまけるハーブを育ててみませんか?

紀元前の昔から人々の暮らしのあらゆる場面で使用されてきたハーブは、現代でも料理の香辛料や添え物、ハーブティー、精油(アロマオイル)など生活に潤いを与えてくれる自然の贈り物です。
今回は、秋から始められる初心者の方でも比較的育てやすいハーブ4種類をご紹介します。

チャーヴィル

チャーヴィル

特長
「グルメパセリ」として知られ、フランス料理に良く使われます。 開花直前に摘んで使用すると最も風味を楽しめます。

まき方
発芽温度は約20℃です。乾燥や強い日差しにはあまり強くありませんので、半日陰や少し湿った場所にたねまきをして、十分な水やりをしてください。
日をずらしてまくとよく、2ヶ月くらいで収穫できます。

育て方
育成温度は10~20℃です。普通の土に直まきし、間引きしながら花を咲かせないようにまめに摘んで利用すれば、夏の間中利用できます。 乾燥、冷凍共に適します。
明るい室内で鉢植えで栽培する事もできます。

収穫
開花直前に利用します。パセリよりもマイルドで、ほのかな甘い香りをもつデリケートな風味は、特に魚介料理、スープ、サラダなどにぴったりです。

ロケット

ロケット

特長
ふくよかなゴマの香りとクレソンに似た辛味が絶妙のハーモニーをみせるイタリアンサラダの定番といえる香草です。イタリアではルコーラ(rucola)と呼ばれています。

まき方
アブラナ科のハーブで、本来は秋まきの1年草ですが、春から秋までずっとまけます。発芽温度は20~25℃です。 日当たりと水はけの良い場所にまいてください。元肥として1平方メートルあたり苦土石灰100gとたい肥1kg、少量の配合肥料を施しよく耕してください。

育て方
一度にまかず何回かに分けてまけば、間引きしながら利用する事ができます。

収穫
ロケットは、加熱をすると独特の辛味が失われてしまうので、フレッシュサラダとして利用します。オリーブオイルとの相性が良いので、焼きあがったピザのトッピングやカルパッチョなど肉料理の添え物として重宝します。
花芽が出たら花が咲く前に摘んで召し上がってください。

カモミール

カモミール

特長
リンゴのような甘い香りを漂わせるハーブです。草丈の低い品種なので、プランターで育てる事もできます。

まき方
発芽温度は20~25℃と高いので、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 たねが小さいので、鉢などにまいて薄く土をかけ、受け皿に水を張り鉢底から水を吸わせます。発芽まで7~10日位かかります。

育て方
育成温度は15~25℃で、日当たりと水はけの良い場所を好みますが、多少日陰でも育ちます。月に1度程度、少量の配合肥料を施してください。

収穫
開花したら収穫し、乾燥させて利用します。乾燥した花にお湯を注ぎカモミール・ティーとして召し上がってください。
また、切り花を生けておくと、部屋いっぱいに甘い香りが漂います。

タイム

タイム

特長
淡い桃色の小花をたくさん咲かせるので、観賞用としても楽しめるハーブです。 秋まきの場合、収穫は翌春になります。

まき方
発芽温度は20~25℃と高いので、カモミールと同様に、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 たねが小さいので、鉢などにまいて薄く土をかけ、新聞紙で覆い、受け皿に水を張り鉢底から水を吸わせます。 発芽まで1週間位かかります。

育て方
育成温度は15~25℃で、高温多湿になる所では、風通しの良い場所が良いでしょう。追肥は月に1度少量の化成肥料を施します。

収穫
若葉を常時摘んで利用します。香りが強く、肉類やスープ、シチューなどの香り付けに使われます。 フランス料理のブーケガルニには欠かせない食材の1つです。 乾燥させて使うときはつぼみが開き始めたら地上から5cm位の所で刈り取り陰干しします。フリーザーで冷凍保存が可能です。