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た行

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【堆肥】たいひ

ワラや落ち葉、野菜や魚のクズ、雑草などいろいろなものを積み上げて黒くボロボロになるまで腐熟させたもの。有機質に富み地力を高める。
また腐葉土はクヌギやカシなど広葉樹の葉だけを積んで腐熟させたものだが、肥料成分としてはあまりない。しかし共に土壌改良剤としては極めて重要。

【高畝】たかうね

高くした畝(「うね」を参照)のこと。耕土の浅い畑でも畝を高く盛り上げることにより長ダイコンやゴボウなど栽培できる野菜の品種もいっそう広がる。

【短日】たんじつ

昼間の時間が夜よりも短いこと。この逆が長日。植物の生長や開花において極めて重要な役割を占める。春に花が咲く種類なら、昼間の短い冬を経て徐々に長くなる日中の時間や気温を感知して開花する。それを利用したのがイチゴやキクのビニールハウスなどにおける電照栽培。
野菜でもホウレンソウは日長に敏感で、「日本ほうれん草」や「次郎丸ほうれん草」などの秋まきほうれん草は日が短くなる秋~冬における栽培では花が咲かない(トウが立たない)が、日が長くなる春まきをすると、日中の長さを感知してトウが立って花が咲いてしまうので、春まき栽培の場合は、日長に鈍感な品種(「剣葉ほうれん草」、「西洋大葉ほうれん草」、「スプリングほうれん草」、「晩抽グレイスほうれん草」など)を利用する必要があります。


【地温】ちおん

地面の温度。発芽適温とはタネをまくのに適した土の温度のことをさす。特に春にタネをまく時に注意が必要で、春に気温が急激に上がっても地温は中々上昇しないため、発芽不良などを起すことがある。ポリポットなどで苗を作る場合は暖かくして管理することもできるが、直まきするときは地面をマルチフィルムなどであらかじめ覆って地温を上げてやることも1つの方法。

【窒素】ちっそ

植物の3大栄養素のひとつで、植物にとって最も重要。よく効くと生育が早くなり緑色も濃くなる。葉を食べる葉菜類では葉や茎が柔らかくもなるので、与えすぎると柔らかくなりすぎて風に倒されたり病気に弱くなったりする。
一方エダマメなどは根に根粒菌という窒素を取り入れる菌が付着するため窒素肥料は控えめにすること。

【抽苔】ちゅうだい


「トウ立ち」とか「トウが立つ」ともいう。花が咲いてしまい野菜の食用部分の利用ができなくなること。種類によって原因は大きく3つに分かれる。

1.低温が原因(2つに分かれる)
●発芽の時から低温に感応してトウが立ってしまうもの。主に春まきで問題となる。
(例)ダイコン、ハクサイなど
●ある程度の苗の大きさになって冬の寒さなどに感応してトウが立ってしまうもの。
主に秋まきで問題となる。
(例)キャベツ、タマネギなど
2. 高温が原因でトウ立ちするもの
(例)レタス、サニーレタス
3. 長日が原因でトウ立ちするもの
(例)ほうれん草

【丁字咲】ちょうじざき

一重咲きでもなく、また八重咲きでもなく、花の中心部分が盛り上がったような咲き方。

【長日】ちょうじつ

日中の時間が夜よりも長いこと。この逆が短日。植物の生長や開花において極めて重要な役割を占める。春に花が咲く種類ならば昼間の短い冬を経て、徐々に長くなる日中の時間や気温を微妙に感知して開花する。野菜でもほうれん草は長日に特に敏感で、日本ほうれん草や次郎丸ほうれん草などの秋まきほうれん草は秋~冬における栽培では芽が花が咲かないが、春まきすると日中の長さを感知してトウが立って花が咲いてしまう。

【直根性】ちょっこんせい

ヒゲ状の根と違い、太い1本の根になる性質のこと。野菜ならばオクラとかマメ類など、草花ならばルピナス、ビンカ、ポピーなどがあげられる。
植えかえると根を傷めやすいので、これらの植物ではタネを畑や花壇に直接まく(直まき)か、ポリポットにまいて幼苗のうちに根を傷つけないよう慎重に植えかえることも可能。


【追肥】ついひ

〔→元肥(もとごえ)を参照〕


【摘心】てきしん

茎の先端部分を切ること。枝分かれを促したり、生育をそろえるために行う。
大輪のヒマワリならば摘心することにより、わき芽が伸びてきて切花に丁度よい大きさの花を多く咲かせる。マリーゴールドならば頂点に咲いた花を摘心することにより、株が大きくなって花数を増やす効果がある。

【点まき】てんまき

タネのまき方のひとつ。「点ぱ」ともいう。トウモロコシやダイコン、エダマメやインゲンなどマメ類、またヒマワリなどの大きなタネなどに適し、1ヶ所に4~5粒まく方法。

【デントコーン】

家畜などに与える飼料用トウモロコシ。株を丸ごと切って家畜に与える。草丈が高く(2m以上になる)、葉も色が濃く大ぶりなのですぐ判別できる。スイートコーンの近くにデントコーンがあると、その花粉が風に乗ってスイートコーンの雌しべに受粉してスイートコーンの甘味が半減してしまうことがあるので、最低500mは離れて栽培することが必要。ただしデントコーンが近くにあっても開花期(穂が出る時期)が違えば全く問題はない。


【時なし】ときなし

「時無し」とも書き、「時なし大根」、「時なし五寸人参」などがある。「いつでもタネをまくことができる」という言い回しではあるが、実際は「春まきと秋まきができる」という意味。

【徒長】とちょう

小苗の茎が伸びすぎてヒョロヒョロッとした弱々しい状態になってしまうこと。
日照不足や水のやりすぎ、また間引き(→別参照)の遅れなどが原因。野菜作りは「苗半作」と呼ばれるように苗作りが大切。
日光に充分当ててがっちりとした丈夫な苗にすれば野菜作りの半分は成功したようなもの。

【トンネル】

防寒用資材のひとつ。半円形のパイプや竹を畝(うね)の両端にさしてビニールフィルムをかけたもの。
マルチ(→別参照)と組み合わせると保温効果がさらにアップする。