アスパラガス

 

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①作物特性

アスパラガスは従来ユリ科に分類されていましたが、新しい分類体系ではキジカクシ科の野菜となります。宿根性で、収穫は株が充実する2年目以降からになりますが、一度植えれば10年位は収穫できる多年生の野菜です。雄株と雌株があり、秋に赤い実を着ける方が雌株です。冬期の休眠中は寒さによく耐えますが、萌芽した若茎は0℃付近で凍霜害を受けます。春から6月頃にかけて収穫を楽しんだ後は、伸びた茎をそのままにして株を茂らせて次年度に備えて養生させます。新芽を食べる野菜ですので、収穫してから時間が経つにしたがって風味は急激に落ちていきます。家庭菜園で作ったアスパラカスは、収穫してからすぐに食卓に運べますので、一度でもそれを食べた人はその風味に魅了されるはずです。

②タネまき

通常ポットにタネをまいて苗を育てます。直径9cm位のポットに市販の育苗培土をつめ、深さ5mm位の深さに数粒ずつタネをまきます。

③畑の準備

アスパラガスは一度植えつけると10年位収穫できます。ただ根が深く張るので植え替えが大変ですから、植え付ける場所は慎重に選定しましょう。そして根が深くまで達するのでなるべく土層の深い畑で栽培します。一般的な元肥量は1㎡当たり堆肥3kg、苦土石灰150g、化成肥料100gです。

④植えつけ

株間30cmに植え付けます。植え付け後はしっかりと水をやります。

植え付け適期の苗の状態。

⑤管理作業

植え付け後、活着したら1株当たり30gの化成肥料を追肥し、土寄せします。

追肥と土寄せは1カ月に1度の頻度で行い、株を育てます。

株が大きくなってきたら、支柱を立てて周囲にひもを張って倒れないようにします。

冬に寒さで株が枯れたら、株元をハサミで切り、翌年に備えて堆肥を含んだ土をうね全体に盛り上げ、越冬させます。

⑥収穫

植えつけた翌年は数本ですが収穫できます。収穫は茎が地上に出てきて、約20~25cmになったら株元から切って収穫します

このステージは生長が速いので毎日観察して収穫する必要があります。特に気温が高い時期は朝と夕方2回収穫します。収穫を逸した場合はその茎はそのままにして葉を展開させても良いですし、混み合うようなら早目に切り取ります。収穫は6月までとし、以降に出てきた芽はそのまま大きくして育てます。1カ月に一度の追肥と土寄せを行い、翌年に備えます。

⑦ホワイトアスパラガスの作り方

ある程度の収穫量が出てくる3年目以降、株が枯れあがった冬に土を30cmほど積み上げます。芽が出てくる直前、土の表面が割れてきますからその場所をていねいに掘って伸びているアスパラガスを収穫します。土をくずしたままにしておくと、次に伸びてくるアスパラガスに光が当たり、茎が緑に変わりますから、土は元通りに戻します。

箱などを使って光を遮り、軟白することもできます。箱の中が高温にならないよう、遮光など工夫が必要です。