園芸講座❼
ハーブを育てる(Vol.1)- 小
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春からはじめられるハーブを
ご紹介いたします。
今回ご紹介するハーブは、実用的なだけではなく、見た目も可憐で「園芸」としても十分楽しめるハーブです。 3月末~5月ごろが種まきをする時期になるので、冬の間にプランを立ててミニハーブ園などを作ってみるのはいかがでしょうか。
コリアンダー
特 徴
生の若葉はスープやサラダに、熟した種子はピクルスやソーセージ、またパンやクッキーに混ぜても使います。
まき方
発芽適温は20~25℃と高いので、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 直まきでも鉢まきでもできますが、日当たりと水はけの良い場所が適します。 肥料は1m²当たり最初に苦土石灰100g、化成肥料50gを施し良く耕します。 移植する場合は本葉4枚までに定植して下さい。
育て方
生育適温は20~25℃です。 株間は15~20cm位あけて下さい。 追肥は月に1度少量の化成肥料を施します。
収 穫
草丈が20cm位になったら葉を摘み始めます。 種子をとる場合は種子が薄い褐色になりはじめたら株ごと刈り取り、逆さにして日陰につるし、種がとびちる前に摘みとります。
レモンバーム
特 徴
名前の通りレモンの香りのさわやかなハーブです。 ハーブティーとして、アイスでもホットでも手軽に楽しめます。
まき方
発芽適温は20~25℃と高いので、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 たねが小さいので、鉢などにまいて薄く土をかけ、新聞紙で覆い、受け皿に水を張り鉢底から水を吸わせます。 発芽まで2週間位かかります。
育て方
生育適温は15~25℃です。 葉をどんどん摘みとってゆくので、追肥は月に1度少量の化成肥料を施します。
収 穫
本葉7~8枚位で育成旺盛になったら、いつでも利用できます。 また開花直前の株を刈り取り、陰干ししておき利用することもできます。
ラベンダー
特 徴
ハーブの中でも「香りの女王」といわれるくらい素晴らしい香りがします。 1年目は咲かずに2年目から花をつけます。
まき方
発芽適温は20~25℃と高いので、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 たねが小さいので、鉢などにまいて薄く土をかけ、新聞紙で覆い、受け皿に水を張り鉢底から水を吸わせます。 発芽まで1ヶ月近くかかりパラパラと芽が出ます。
育て方
生育適温は5~25℃で高温多湿に弱く、関東以西では越夏がむずかしいので、鉢栽培をして夏は涼しい所へ移動する方が良いでしょう。
収 穫
花の香りが良くなってきた頃に晴れた日を選び、朝霞が消えた時間を見計らって茎元から切り取り、陰干しして乾燥させます。
ペパーミント
特 徴
さわやかな香りのハーブです。 ミントティーに、またサラダやドレッシングソースにも適し、利用範囲が広いです。
まき方
発芽適温は20~25℃と高いので、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 たねが小さいので、鉢などにまいて薄く土をかけ、新聞紙で覆い、受け皿に水を張り鉢底から水を吸わせます。 発芽まで1ヶ月近くかかりパラパラと芽が出ます。
育て方
生育適温は10~25℃です。
収 穫
若葉を摘んで利用する他、穂ごと収穫して逆さにして陰干しし利用する方法、また葉を冷凍して利用することもできます。
セージ
特 徴
花として有名なサルビアの仲間で、紫色の花をつけます。 古来、薬草として利用されてきました。 脂っこい料理に向く、香りの強いハーブです。
まき方
発芽適温は20~25℃と高いので、八重桜が咲いてからまくと良いでしょう。 たねが小さいので、鉢などにまいて薄く土をかけ、新聞紙で覆い、受け皿に水を張り鉢底から水を吸わせます。 発芽まで1週間位かかります。
育て方
日当たりと水はけの良い所に、1m²当たり最初にたい肥2kg、苦土石灰100g、化成肥料50gを施し、良く耕し30cm間隔に植えます。
収 穫
若葉を摘み取って利用します。 収穫した葉は乾燥して保存したり、フリーザーで冷凍することができます。