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ま行

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【間引き】まびき

ふつうタネは必要な苗の数倍の量をまくが、すべてのタネが発芽すると混み合ってきて生育に支障をきたす。
そのため余分な苗を引き抜く作業を間引きという。間引きは一度にやろうとせず、まずは全体を半分の量に減らすつもりで込み合っている部分を中心に行う。
次に生育の遅いものや早すぎるもの、徒長したもの、形がいびつなもの、虫などに食害されたものなどを中心に引き抜いてゆくとよい。
また野菜のダイコンやカブなどはこの間引いた苗を食べることができ、このような苗を「間引き菜(まびきな)」または「抜き菜(ぬきな)」という。

【マルチ】

土の表面をポリフィルムなどで覆うことで、マルチングとも言う。土の温度を上げる役割のほかに水分を適度に保ち乾燥を防いだり、雨などで土がはね返り病気を発生するのを軽減したり、雑草の発生を防いだりする役割がある。市販のマルチフィルムには光をはね返し地面の温度を下げる夏用のシルバーマルチもあり、また等間隔に穴のあいているものや、穴のあいていないものなど様々あるので作物の種類によって使い分けします。


地温を高めることにより根の活動を良くする。
土の水分の蒸発を防ぎ、肥料分の流失を抑える。
雑草を防ぐ。
植物を病害虫から守る。

特にキュウリやナスなどの果菜類を作るときに有効で、また春ダイコンのトウ立ち防止にも効果がある。


【元肥】もとごえ

タネをまいたり苗を植え付ける前に施す肥料のこと。元肥は発芽や苗の活着後すぐに肥料が吸収できるように早めに施しておく必要がある。また追肥では与えられないような下層にも施しておくことが大切で、長期間の肥料吸収と根の活動に応じられるようにしておく。元肥には主に表にかかげたような有機質肥料が適する。これは即効性ではないが、じっくりと長期間に渡って効果をあらわす。もちろん化成肥料でも代用できるが、化成肥料ばかりを用いると地力がだんだん衰えて後作に悪影響を及ぼすことがあるので定期的にたい肥などを施すと良い。さらに栽培期間の長い野菜や草花は元肥だけでは肥料切れを起こしてしまう。そこで生育の途中で施す肥料のことを追肥(ついひ)とよぶ。追肥は無機質肥料が多く用いられ、効き目が早い反面与えすぎて株を枯らしてしまうことがあるので注意が必要。

■【有機質肥料】ゆうきしつひりょう

堆肥(たいひ)

最も重要。落葉に牛ふん等を加えて腐らせたもので、肥料効果は弱いが、土の通気・保水・水はけをよくする。
ミネラルなどの微量要素も補うこともできる。

油かす(あぶら)

低温だと土中で分解が進まないので地温が15℃以上になったら用いる。
腐熟液肥にすれば低温時にも使える。チッソ分が多いので葉物野菜に適する。

■【無機質肥料】むきしつひりょう

化成肥料(かせいひりょう)

最も一般的でチッソ、リン酸、カリウムを均一に配合したものや、リン酸とカリ成分だけを配合した物など多くの商品が出ている。

苦土石灰(くどせっかい)

土の酸性の矯正に元肥として極めて多く用いられる。石灰チッソではない。石灰チッソは取扱注意。

溶リン(ようリン)

リンサン分が主体で元肥として用いられる。効き方は遅い。

尿素(にょうそ)

早く効き幅広く使える。水溶液にして葉面散布もできる。

その他にも有機質と無機質をブレンドした配合肥料があり元肥や追肥に利用され、おなじみの液体肥料は追肥として広く利用されている。