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【培土】ばいど

植物の栽培に適するように肥料なども配合して作った土のこと。培養土ともいう。

【葉水】はみず

霧吹きなどで葉や植物全体に水を与えること。葉面の温度を下げ、蒸散作用を抑える。
移植後のしおれ防止になる。また真夏の高温のとき鉢植えなどに水やりすると、熱で水温が上昇し根に悪影響を及ぼすことがあるのでこの方法を用いる。
最近では室内で霧吹きすることにより身体に良いマイナスイオンが発生するとされている。

【ばらまき】ばらまき

タネのまき方のひとつで文字通リバラバラとまく方法。草花の微細種子などを育苗箱で移植まで育てる際などに用いる。少し高いところからまくこと、またタネが少量の場合は砂などと混ぜてまくと均一にまけます。また穴あきキャップの付いた化学調味料入れにタネを入れてまくのもひとつの方法。タネの大きさによって数種の容器を用意しておくと便利。

【半結球】はんけっきゅう

花芯ハクサイのように完全には玉状にならない性質をいう。
これに対してキャベツやレタス、スーパーなどに売られているハクサイなどのように内部から葉が次々に包まって玉状になることを結球という。

【晩生】ばんせい

[→早生(わせ)を参照]

【半日陰】はんひかげ

昼間の半分程度しか日光が当たらない場所をいう。ほぼ一日中陽当たりの良い南向きの花壇に対して、東向きや西向きの場所がこの半日陰に当たる。
都市部や集合団地などのちょっとした菜園や花壇などはほとんどがこの半日陰になってしまうが、特に強い光を必要とする野菜や草花以外は生育にほとんど支障はない。
また光を必要とするならば鉢やプランターで育てれば簡単に移動できるし、また逆にミツバやインパチェンスのようにむしろ半日陰を好む植物もあるので、品種によって作る場所を計画してみると良い。

強い光を必要とする品種

野菜・・・ナス、ピーマン、カボチャ、スイカ、トウモロコシ、オクラ
草花・・・ヒマワリ

強い光を嫌う品種

野菜・・・ミツバ
草花・・・インパチェンス


【ヒガンバナ】ひがんばな

秋の彼岸の頃、まるで炎のように真っ赤に咲く多年草で、人里に近い堤防や田の縁、墓地などによく自生している。
別名を曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言う。秋のタネをまく時期の目安として利用できる。


【覆土】ふくど

タネをまいたあとの土かけのこと。普通はタネの大きさの2~3倍の厚さに土をかける。
しかしゴボウ、ミツバ、レタス、セルリーや草花のコリウスなどは発芽の際に光を必要とするし、マツバボタンやペチュニアなどはタネが非常に細かいので覆土はしないか、もしくは薄く覆土する。
また土を厚くかけすぎると、タネが地中で発芽しても芽が地表まで伸びきれず枯死してしまうこともあるので注意。

【覆輪】ふくりん

花びらの周囲が別の色合いで取り囲むようになる咲き方のこと。

【節成】ふしなリ

キュウリなどのウリ科でツルの節々に雌花が咲く牲質。キュウリは品種によって子つるや孫つるに実が成るタイプがあり、そういった品種だと同じ量を収穫するのに広い場所を必要とする。
それに対して節成型だと主茎の節に集中して実が成るので、場所を取らないで栽培することができる。

【フレーム】ふれーむ

防寒用の温室のこと。以前は苗の冬越しによく用いられたが、市販されているガラス温室やビニールトンネルが普及したため現在ではあまり使われていない。

【分けつ】ぶんけつ

イネやムギ、トウモロコシのように地際から茎が数本に分かれること。
これに対してキュウリやパンジーのように主茎があってそれから枝が出てくることを分枝(ぶんし)といい、球根などが増えることを分球(ぶんきゅう)という。


【ベッド】べっど

畝(うね)の作り方のひとつで、周りより高くして平らにならすやり方。畝の幅は60cm位がふつうだが、「ベッド」は倍の120cm位にする。
これはどちらの通路から手を伸ばしても野菜に届く位の距離になっているので、狭い菜園では畝の数を減らしてベッド状にした方がタネがたくさんまけて効率よく菜園が使える。


【ポット】ぽっと

直接菜園にタネをまかないで苗を育てるための資材。植えつける苗の大きさや育てる期間の長さなどによってポットの大きさを決まます。一般的には丸ポット(手前)や、連結ポット(中)を使いますが、多くの苗を育てたい場合はセルトレー(奥)も便利です。

【ボトニング】ぼとにんぐ

春まきブロッコリー栽培で、株が充分な大きさに育っていない状態で低温を感じて小さな花蕾しかできない現象。