アサガオ

 

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植物の特徴

アサガオは日本で古くから様々に改良されてきた歴史のある園芸品種で、つる性を利用したあんどん仕立てやグリーンカーテンなどが一般的です。普通アサガオと言えば日本アサガオですが、西洋アサガオは咲き始めは遅いですが、秋口まで長く楽しめます。

花壇の準備

アサガオは暑さに強く、日当たりのよい場所を好みます。花壇に直接タネをまく場合は、1㎡当たり苦土石灰100gと、腐葉土と少量の有機質肥料を施してよく耕しておきます。つるが伸びるので高さを確保しておきます。

タネまき

発芽適温が25℃前後ですから、遅霜の心配もなくなる5月頃の暖かくなってから花壇にタネを直接まきます。それより早くタネをまく場合は、ポットなどにまいて暖かい場所で発芽させます。

ポットで苗を育てる場合、ポットに市販の培養土を詰め、深さ1cm位の深さに1カ所2~3粒ずつタネをまき、ていねいに水をやります。

発芽まで乾燥させないように管理します。アサガオは硬実種子ですから一般的には発芽しにくいのですが、トーホクのアサガオはそのままでも発芽するように加工されています。タネの表面に傷を付けたり、一晩水に浸ける必要はなく、花壇やプランターなどにも直接まくことができます。

育苗・苗作り

発芽までは数日かかります。発芽したら陽当たりの良い場所で充分に日光を当て徒長しないように育てます。本葉が2~3枚の頃までに生育の良い株を残すように間引きし、1カ所1本にします。ポットで苗を育てる場合、肥料が切れないように液体肥料(1000倍希釈)を水やりの時に定期的にやります。

定植・植え付け

ポットで苗を育てた場合、本葉3~4枚で植え付けます。株間は20cm位が適当でしょう。陽当たりの良い場所は乾燥しやすいので活着するまではしっかりと水やりします。つるが巻きつくように早目に支柱を立ててネットを張ります。

日常管理

つるが伸びてきたらネットなどに絡めるように誘導します。

プランターや植木鉢などで育てる場合は、肥料が切れないように1カ月に1回程度、IB化成を数粒株元に施します。

ひと口メモ

アサガオの種子は漢方では「牽牛子(けんごし)」と呼ばれており、緩下効果があります。幼児などが口にしないよう注意します。