ホウセンカ

 

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植物の特徴

名前の由来は、中国名の鳳仙花をそのまま音読みしたもので、花姿が鳳凰が羽ばたく様子に見立てて名付けられたと言われています。小学校の教材に出てくるくらい栽培が簡単な一年草の花です。

花壇の準備

連作を嫌うので、一度植えた場所は一年以上避けます。日当たりと水はけの良い場所を選びます。花壇には多めの腐葉土と少量の有機質肥料を施してよく耕しておきます。

タネまき

発芽温度が20℃前後と高いので、一般的には霜の心配がなくなってからタネをまきます。ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから5mm位のまき穴をあけ、1カ所3~4粒ずつタネをまきます。まき終えたらバーミキュライトなどを使ってタネが隠れる位にうすく土をかけ、発芽まで乾燥させないように管理します。

タネをまき終えたらバーミキュライトなどを使ってタネが隠れる位にうすく土をかけ、発芽まで乾燥させないように管理します。

間引き・苗作り

充分な温度があれば、5日程度で発芽します。発芽したら本葉2~3枚の頃に1カ所1本に間引きします。

植え付け

本葉4~5枚の頃に植え付けます。

株間は15cm程度が適当です。

根をいじられるのを嫌うので、根鉢を崩さないように気を付けて植え付けます。

日常管理

暑さに強い植物ですが、乾燥には弱いので日照りが続くようなら水やりします。特にプランター栽培では水が切れないように注意が必要です。

うどんこ病が発生しやすいので、農薬などを適切に使って防除します。

ひと口メモ

赤い花は女子が爪を染めるのに使ったため、ツマクレナイ、ツマベニ(爪紅)とも呼び、沖縄では「てぃんさぐぬ花」として、爪を染めると魔よけになると信じられています。