カスミソウ

 

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植物の特徴

カスミソウは中央アジアから東ヨーロッパにかけての乾燥地域が原産地ですので、乾燥を好みます。生育初期には充分水をやりますが、蕾が見えてきたら水やりは控え、高温多湿で発生しやすい立ち枯れ病や菌核病を防ぎます。草丈が1m近くなりますので、倒れないような工夫が必要です。

花壇の準備

日当たりと水はけの良い場所を好みます。多湿を嫌いますので、花壇はやや高めに土を盛り、多めの腐葉土と苦土石灰、少量の有機質肥料を施しよく耕しておきます。

タネまき

ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから2~3mmの深さにまき穴をあけ、1カ所に4〜5粒ずつタネをまきます。

まき終わったらバーミキュライトなどを使ってタネが隠れる位にうすく覆土します。発芽まで乾燥させないように管理します。

苗作り

発芽したら本葉2〜3枚で1カ所1本に間引きます。苗が小さいので、ピンセットなどでていねいに行います。

植え付け適期の苗

植え付け

繰り返しますが、植え付ける前には必ず苦土石灰を施します。また肥料が多いと倒伏しやすくなるので注意して下さい。

寒さに強く生育旺盛なので株間を20~30cmとって植えます。

日常管理

乾燥を好み、過湿では立枯れ病を招きます。花壇では乾かし気味に管理し、プランターなどでは水の与えすぎに注意します。

生育に伴って倒れないように支柱を立てます。ネットなどを使うと便利です。

ひと口メモ

カスミソウの花は独特な匂いがあり、嫌う人もいるので知っておきましょう。