オミナエシ

 

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植物の特徴

秋の七草のひとつ。小さな黄色い花が20cm位の大きさの傘状に集まって咲きます。たいへん丈夫で育てやすい植物で、越冬して春に地下茎を伸ばしてわきから芽をだします。花壇で直接育てる場合は問題ありませんが、プランターなどで育てる場合は根詰まりを起こしやすいので、根を切り詰めて植えかえると良いでしょう。

花壇の準備

日当たりと水はけの良い場所を好みます。花壇には多めの腐葉土と苦土石灰、少量の有機質肥料を施しよく耕しておきます。

タネまき

ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから2mm位の深さのまき穴をあけ、1カ所に2〜3粒ずつタネをまきます。

その後バーミキュライトなどを使ってタネが隠れる位にうすく覆土し、ていねいに水をやります。発芽まで乾燥させないように管理します。

苗作り

本葉2〜3枚で1カ所1本に間引きます。

植え付け

本葉2〜3枚の頃に30cm間隔に植えつけます。

春にまけば翌年から咲きます。秋まきの場合、充分な株に成長していない場合、翌年の開花は少ない場合があります。

夏場に枝を切るとまとまりがよくなります。越冬して2〜3年は咲きます。2年目以降、草丈は150cm以上になります。

ひと口メモ

オミナエシは独特の香りですから苦手な人もいることを知っておきましょう。また切花を花瓶などに活ける場合、花瓶の水が臭くなることがあります。意識してこまめに水替えをしましょう。