西洋芝
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植物の特徴
芝草には日本芝(和芝)と西洋芝(洋芝)の区別があります。日本芝には高麗芝(コウライシバ)や野芝(ノシバ)が含まれ、いずれも丈夫ですが、温暖な気候を好む暖地型芝草ですから冬の低温期には休眠して枯れたようになります。一方西洋芝には暖地型の他に寒地型があり、ケンタッキーブルーグラスは低温に強いので冬にも青々とした芝生が楽しめ、一年を通して緑の映える素晴らしい庭を作ることができます。またち密で丈夫ですからスポーツターフとして十分耐えますから、ゴルフ場などでも使われています。
栽培に当たって注意すべき点は、ケンタッキーブルーグラスは暑さには比較的強い方ですが、初期生育が遅いので春まきの場合は夏の暑さが来る前に十分な生育をさせておくこと。また排水性や通気性の良い土質を選びますし、葉の伸長が早いのでこまめな刈込みや水やりなどの管理も大切です。
タネまきの量の目安
西洋芝のタネまきの目安は、1坪(3.3㎡)当たり100~200ml(1dl~2dl)です。早くきれいな芝を生え揃わせるためには、若干多めにタネをまくのが良いでしょう。
トーホクの商品では
1坪には1dl商品を1~2袋が目安です。
10㎡には、4dl商品を1袋が目安です。
整地
20cm程度の深さまで耕し、レーキなどを使って平らにします。
最終的な段階では雪かき用のスコップが便利です。
タネまき用の溝を付けます
熊手などを使って約2cmの深さのタネまき溝を付けておきます。
タネまき
ザルなどを使ってタネをまくと、むらを少なくできます。準備したタネをあらかじめ数回分にとり分けておき、それぞれを均一にまくようにすると更に全体的にまきむらがなくなります。
ただ、均一にタネをまいたつもりでも、どうしても発芽の少ない部分もできてしまいますので、その部分に後でタネを追いまきできるように少量を残しておくと良いでしょう。
タネをまき終えたら、今度は先ほどの溝に対して90度の角度から熊手を引き、タネを埋めていきます。
最後に市販の芝生用目土を使い軽く目土をかけます。ケンタッキーブルーグラスは発芽に光も必要としますから、あまり厚くまき過ぎないように注意します。
水やり
タネをまいてから発芽するまでの約10日間は毎日水やりをします。1日1回、タネが流れないようにシャワー状にしてしっかりと水をやります。
約10日過ぎから発芽してきます。
1カ月ほどで生え揃いますがタネまきのムラがどうしてもあります。また猫や鳥がいたずらをした場所などに残しておいたタネをまきます。
数カ月で立派な芝生の庭が完成です。定期的に刈り込み、くぼみに目土を追加して凸凹を修正します。
その後は用途に合った草丈に保つよう定期的に刈り込みます。