ダイコンの病気・害虫・生理障害 小 大 文字サイズ 軟腐病 病気 【軟腐病】 主に首が割れてそこからとろけ出して悪臭を放って腐敗していく病気です。葉が出来過ぎたり、排水の悪い畑で発生することが多く、台風などの風でついた傷口や害虫の食害痕などからに、泥のはね返りなどが当って感染します。元肥のチッ素成分を控えたり、発生の多い畑では連作を避けます。 キスジノミハムシ 害虫 【キスジノミハムシ】 キスジノミハムシの幼虫が生育初期の根を食害したもので、商品価値は下がりますが食べることに問題ありません。雑草や収穫せずに畑に取り残した野菜などに潜んでいる可能性があります。畑だけでなく周辺の除草を含めた管理が防除には有効です。 岐根・又根 生理障害 【岐根・又根】 畑に施用した油かすなどの有機質肥料が充分に腐熟していない場合や化成肥料が土に馴染んでいない場合、ダイコンの根の先端が当って傷むなどして起こります。耕うんが不十分だったり、水はけの悪い畑などでもよく起こります。 ホウ素欠乏症 生理障害 【ホウ素欠乏症】 植物の生育、特に細胞壁の形成に必要なホウ素の欠乏によって引き起こされる生理障害。表皮がサメ肌状となり、その後亀裂が生じてもそのまま肥大した結果写真のようになります。気持ちの良いものではありませんが、食べることはできます。畑の肥料成分のバランスが崩れている可能性があります。堆肥などの積極的利用が有効です。