インゲンの
Q&A
発芽してきません。どうしたのでしょうか?
タネをまいた畑や育苗用のポットの地温が低いと発芽までに時間がかかります。また、タネまきした後に曇雨天が続いて地温が低く、土壌水分が多すぎるとタネが腐敗する場合があります。地温が低い場合はマルチなどが効果的で、また晴天が続くような日を選んでタネをまきましょう。
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つるなし種をまきましたが、つるが伸びてきました。 どうしてですか?これからどうしたらよいでしょうか?
つるなし種でも畑に肥料(特にチッ素肥料)が多い時、高温や日照不足の場合につるが伸びることがあります。つるが長く伸びてきたら、つるの先端で摘芯するか長めの支柱をして誘引してやるとよいでしょう。つるが伸び続けることはありません。このまま栽培を続けてください。
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花が咲きましたが、莢が成りません。 莢になっても短くて下ぶくれの莢しか収穫できません。
インゲンは気温が25℃以上になると、花粉の働きが低下してしまい花が咲いても莢になりません。高温の時期を避けて栽培します(タネまきから開花までの日数は、つるなし種で約30~40日、つるあり種で約40~50日かかります)。収穫時期に高温になるようなタネまきは避けましょう。さらに、土壌が乾燥していると莢の肥大が低下します。高温・乾燥条件が続く場合は、早朝か夕方の涼しい時間帯に株元や通路にかん水してください。
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マメ類は根粒菌の働きで大気中からチッ素を土中へとり入れるので肥料をやらなくともよいと聞きましたが本当でしょうか?
エダマメなどは根粒菌の働きが強く、大気中からチッ素を土中へとり入れるので、チッ素肥料のやり過ぎは地上部の繁茂につながり、莢の着きが悪くなり倒伏の原因にもなります。しかし、インゲンは根粒菌の働きがさほど強くないので、元肥や追肥はしっかりと行わないと、草勢が低下して収量が減少します。また、土壌の乾燥にも注意してください。
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つるなし種を栽培しています。支柱をしなくても大丈夫ですか?
つるなし種は一般に草丈が50~60cmくらいですが、株元に土寄せを行っても、近年の激しい風雨(豪雨)に遇うと倒伏してしまいます。
倒伏すると収穫間近の莢が汚れたり、土壌の跳ね上がりで病害が発生する恐れがあります。1株ずつ支柱を立ててしっかりと誘引することをすすめます。また、フラワーネットを利用した栽培や数株ごとに支柱をたてて、ひもや誘引テープなどで株を固定するのも有効です。
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枝が多く発生して茎葉が込んできました。花が咲いており収穫も始まりました。 今後、どんな管理をしたらよいでしょうか?
インゲンはつるなし種、つるあり種に関わらず、茎葉の込み過ぎは太陽光線の入りや風とおしを悪くします。その結果、莢の肥大を阻害し病害虫の発生を招きやすくなります。つるなし種では収穫が始まる頃より、株の上部で内部への光線の侵入を妨げているような上位葉や病気の葉や黄色くなった葉も早めに取り除きます。つるあり種では収穫が始まったら株の内部への光線の侵入を妨げているような黒みがかった葉、黄色になった葉や重なり合った葉などを取り除くことをおすすめします。1回で何枚も葉かきをするのではなく、1回で2~3枚程度を定期的に取り除きます。
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