アスター

 

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植物の特徴

アスターはお盆の頃に仏花としてよく利用される草花です。一般的には春まきしますが、暖かい地方では秋まきすることもできます。立枯病が発生しやすいので連作を避ける必要があります。

花壇の準備

アスターは連作を嫌いますので、一度作った場所は5~6年栽培を避けるようにします。また酸性土壌では生育が抑制されるので、植えつけ前には必ず1㎡当たり苦土石灰150gと、腐葉土などの有機質は多めに施します。肥料分が多いと葉ばかり茂ります。有機質肥料は出来るだけ少量とし、よく耕しておきます。日当たりが悪いと間延びして花数も少なく貧弱に育ちます。充分な日差しのある場所を選びます。

タネまき

ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから5mm位の深さにまき穴をあけ1カ所に数粒ずつタネをまきます。

まき終えたらバーミキュライトなどを使ってタネが隠れる程度にうすく覆土し、ていねいに水をやります。発芽まで10日位かかりますので、それまでは乾燥させないように管理します。

苗作り

10日~2週間で発芽します。

本葉が2~3枚の頃から本葉4~5枚までに1カ所1本にします。

ハサミやピンセットなどを使っても良いでしょう。

育苗中は肥料が切れないように液体肥料(1000倍希釈)を水やりの時にやります。

セルトレーでは、特に肥料が切れやすいので注意して観察します。

植え付け

本葉4~5枚の苗が植え付け適期です。

株間は15~20cm位が適当です。

日常管理

春まきの場合、夏に乾燥が続いて地面が乾くようなら水をやります。秋まきの場合は霜よけなどをして越冬させます。

花がらや傷んだ葉は病気の原因となりますから早目に取り除きます。アブラムシやウリバエが着きやすいので定期的に防除します。

一口メモ

アスターは切り花として重宝しますが、切り花を長持ちさせるには、毎日花瓶の水を交換し、その際に茎を切り戻して、弱ってきた葉などを落とします。