ワタ

 

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植物の特徴

本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、日本では寒さで冬には枯れてしまいます。一日花で、夕方にはしぼみますが次々と花を咲かせてくれます。花が終わった後のコットンボールはドライフラワーで楽しめます。

花壇の準備

日当たりと水はけのよい場所が適しています。花壇には少量の腐葉土と苦土石灰、少量の有機質肥料を施しよく耕しておきます。酸性土壌を好まないので、植える前に必ず苦土石灰を施します。肥料が多いと軟弱気味に生育するので注意します。

タネまき

発芽適温が25℃前後ですのでタネまきは暖かくなってから行います。9cm以上のポットに市販の培養土を詰め、1cmの深さにタネをまきます。

最初はしっかりと水をやり、発芽まで乾燥させないように管理します。

間引き・苗作り

発芽したら本葉2~3枚までに1カ所1本に間引きします。

植え付け

本葉が4~5枚の頃が植え付け適期です。株間20cm程度で植付けます。

ワタ花は酸性土壌を嫌いますので、必ず植え付け前には苦土石灰を施しておきます。肥料が多すぎると徒長して蕾が落ちて花数が減りますので注意して下さい。

日常管理

プランターでも育てることはできます。水を切らさないよう注意しましょう。

ワタノメイガの幼虫が発生することがあります。葉を筒状に巻いてその中に潜んでいます。見つけたら早目に駆除します。

花が咲いてから実がふくらみ、コットンボールが弾け出すまでは30日以上かかります。

弾け出せばひとつずつ摘み取るか、枝ごと刈り取り雨のあたらない場所に取り込みます。