キキョウ

 

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植物の特徴

夏の強い陽射しと乾燥を嫌います。日当たりのよい場所が適していますが、夏の強い陽射しがあたらない場所か、風通しの良い所を選びます。耐寒性が強い植物ですので、容易に越冬し毎年花を咲かせてくれる宿根草です。早春に株分けすることもできます。

初夏から秋にかけて長く咲き続け、花壇だけでなく切花としても広く利用されています。秋の七草のひとつでもあり、古くから日本にある植物で家紋にもよく見られることから和風の印象が強い花ですが、気品のある花は様々なシーンで楽しまれています。

花壇の準備

水はけの良い場所を好みます。肥沃な土を好むので花壇には多めの腐葉土と苦土石灰、少量の有機質肥料を施しよく耕しておきます。

タネまき

ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから5mm位の深さにまき穴をあけ、1カ所に4~5粒ずつタネをまきます。

まき終わったらバーミキュライトなどを使ってタネが隠れる位にうすく覆土します。発芽まで乾燥させないように管理します。

間引き・苗作り

本葉2〜3枚で1カ所1本に間引きます。

ピンセットなどを使っても良いでしょう。

植え付け

本葉数枚の苗を植え付けます。

株間は約20cm間隔で、60cmプランターなら3〜6株位が良いでしょう。直根性移植を好みませんから、ていねいに植えかえます。

日常管理

鉢植えの場合、土の表面が乾いたらしっかりと水をやります。花壇植えの場合、夏の盛り以外は水をやる必要はありません。

ひと通り花が咲き終わったら、株元から1/3位で切り戻します。その後新芽が出てきて再び花を楽しむことができます。

地上部が枯れたら切り取り、株分け等を行うことが可能です。