キンギョソウ

 

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植物の特徴

秋まきが一般的です。極めて小さな微細種子ですが。寒さや暑さによく耐える強健で作りやすい草花です。中間的な色も出てくるので、多様な色合いを楽しめる花です。

花壇の準備

日当たりの良い場所を好みます。乾燥にはよく耐えますが、じめじめした日陰では生育が劣りますので水はけの良い場所を選びます。肥沃な土壌を好むので多めの腐葉土を投入しておきます。また酸性土壌を嫌うので、必ず苦土石灰を施し、有機質肥料は少量施しよく耕しておきます。

タネまき

ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから1~2mm位の深さにまき穴をあけ、1カ所に4~5粒ずつタネをまきます。

発芽に光が必要な好光性種子ですので、まき終わったらバーミキュライトなどを使ってタネが隠れる位にごくうすく覆土します。発芽まで乾燥させないように管理します。

間引き・苗作り

発芽して本葉が出てきたら間引きして、本葉2〜3枚までに1カ所1本にします。

苗が小さいのでピンセットなどを使ってていねいに行います。

姫金魚草の間引きの様子

その後ていねいにポットに植え替えます。

植え付け

本葉4~6枚に育ったら植え付けます。

金魚草の植え付け適期苗

姫金魚草のポットでの植え付け適期苗

セルトレーで苗を育てた場合は、根がしっかり張っている状態の苗を植え付けます。

株間は20cm位が適当です。

寒さが厳しい地域ではベタかけやビニールトンネルなどを使って霜よけ、防寒します。

その後の管理

アブラムシが着きやすいので定期的に防除します。種子をつけると株が弱りますので、開花が終わった花がらは早目に摘み取ります。株が混み合うようなら枝を切り戻し、分枝が発生させて長く楽しみます。

ひと口メモ

日本では金魚草と呼びますが、英語では「Snap-dragon(噛みつき竜)」、フランス語では「gueule-de-loup(オオカミの口)」と言います。同じ花も国によってずいぶんと見方が変わるものです。

金魚鉢に浮かべてみました(笑)