ラベンダー
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作物特性
シソ科の半木本性の多年生植物。トーホクで扱っている品種は草丈が1mほどになるイングリッシュラベンダーです。高温多湿を嫌うので関東以西では越夏が難しいので、鉢植えにして涼しい場所で栽培するのが良いでしょう。香りの女王と呼ぶにふさわしい、すがすがしい香りで、美しい花を咲かせることから観賞用としても人気があります。香水、ドライフラワー、ポプリ、サシェ、アロマバスなどが有名ですが、料理の風味づけにも使われます。
ラベンダーの香りは鎮静作用に優れ、不安や緊張の緩和に効果があり、またラベンダーオイルはやけどや虫刺され、切り傷などにも利用されます。花は2年目から咲きます。
畑の準備
日当たりと風通りの良い場所を選びます。ただし高温多湿には弱いので水はけのよい土質が必要です。腐葉土などを施した後、良く耕して高めのうねを立てるとよいでしょう。また酸性土壌では生育が劣るので、必ず苦土石灰を施しておきます。肥料は植えつける前に少量の有機質肥料を施す程度でよいでしょう。
タネまき・育苗
発芽まで1カ月程度かかりますからその間に雑草が生えないよう、雑草のタネが混入してない市販の育苗培養土を使うことを強くお勧めします。
また、あらかじめ濡らしたペーパータオルなどに包んで冷蔵庫に約1週間置いてからタネをまくと発芽が揃いやすくなります。
多くのシソ科植物同様、発芽には光が必要な好光性種子ですので、上にかける土はごく薄くします。
芽が出てきたら間引いて一本にします。
植えつけ
充分に根が張ってきたら植えつけます。
株間は15~20cmが適当です。
管理と収穫
乾燥には強い植物ですから水やりの必要はありません。花は2年目から咲きだします。花が咲いてきたら花穂を切って収穫します。
花が不要でも株が弱るので花が咲き始めた頃、早めに茎ごと刈り取ります。またこの時に混みあっている部分を間引くように整理し、風通しを良くします。