カブの
Q&A
正式には「裂根(れっこん)」と言います。原因は裂根が起こる場所によって異なります。
根の肥大している中央部が割れる場合は、生育初期から中期にかけて乾燥して生育が遅れ、その後降雨があって急激に肥大した場合に起こりやすくなります。生育初期の乾燥に注意して、適切に水やりしましょう。また乾燥しやすい夏期の栽培を避けると良いでしょう。
葉との結合部が割れる場合は、肥料が多すぎた場合に起こりやすくなります。多肥により葉茎の生育が旺盛になり過ぎ、根の結合部分の肥大が妨げられ裂根しやすくなります。タネまき前の肥料を減らすと良いでしょう。
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カブの特性として高温期に生育すると、根が丸くならずに尖った形状になりやすくなります。また食味も甘みが少なく、辛味が強くなるので夏期の栽培はなるべく避けると良いでしょう。
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キスジノミハムシ(キスジトビハムシ)という害虫の被害です。この害虫の幼虫は土中でダイコンやカブなどアブラナ科の野菜の根をかじって傷だらけにします。まずは成虫の飛来を防ぐことが肝心です。タネまき時から網目の細かい防虫ネットを使って裾からも侵入しないようしっかりと覆うことは効果的です。また甚大な被害続くようなら、タネまき時に土壌に混和する粒状の農薬もありますので、使用上の注意を守って適切に使用することも必要でしょう。なお食害痕ですので、表面を削れば食べることはできます。
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カブの根の外側が網を被ったようになり、きれいな肌になりません。何が原因でしょうか?
土壌中のホウ素という成分を植物体が吸収できなくなることによる生理障害で、夏の栽培で多くみられます。症状が進むとカブの内部まで褐変することもあります。ホウ素入り肥料を用い、激しい暑さの中での無理な栽培は避けるようにしましょう。
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