ハボタン

 

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植物の特徴

冬の花壇に用いられることが多く、お正月の門松にはなくてはならないものでした。耐寒性に優れることから、最近は寄せ植えなどに重宝されています。しかしタネまきが真夏になるため、苗作りが難しいが、その後は病気にも強く栽培は比較的簡単な品目。

花壇の準備

日当たりと水はけの良い場所を選びます。花壇には充分な腐葉土と苦土石灰、有機質肥料を施し、よく耕しておきます。きれいに着色させるには肥料のやり過ぎは禁物です。

タネまき

ポットに市販の培養土を詰め、ジョウロなどでしっかりと水を湿らせてから5mm位の深さにまき穴をあけ、1カ所に3~4粒ずつタネをまきます。

まき終えたらバーミキュライトなどを使ってうすく覆土し、その後ていねいに水をやります。気温が高い時期ですので、発芽までは直射日光は避けて軒下など涼しい場所に置いて管理します。

間引き・苗作り

芽が出だしたら明るい場所に移動して苗を育てます。本葉2~3枚の頃までに1カ所1本に間引きします。

植え付け

本葉3~4枚の苗を植え付けます。花壇に植え付ける場合は株間は30~40cmが適当です。

鉢やポットで小型作りにする場合、直径12cm程度のものを用いて植え替えます。

ハボタンはいずれの品種でも、多粒まきしミニ仕立てで楽しむこともできます。その際は9月中旬までにタネをまきます。

ひと口メモ

春にトウが立ってきたら葉を数枚残して摘心するとその後わき芽が伸びてきます。大き目の鉢に植え替えると秋には踊りハボタンとして楽しめます。